PgPerfパッケージの概要¶
PgPerfパッケージとは¶
PgPerfパッケージは、PostgreSQLの内部で取得できるパフォーマンス統計情報のスナップショットを取得し、専用のスナップショットテーブルに保存するパッケージです。
ここで言う「PostgreSQLのパフォーマンス統計情報」とは、主に以下の統計情報です。
- pg_stat_databaseなどのシステムビューから取得できるアクセス統計情報
- pg_statisticシステムテーブルから取得できるオプティマイザ統計情報
- pg_current_xlog_location()などのシステム管理関数から取得できる統計情報
- pgstattuple()などの関数で取得できるフラグメンテーション情報
これらのパフォーマンス統計情報を取得・保存しておくことで、運用管理やパフォーマンス管理に不可欠な現状把握や予測に役立てることができます。
PgPerfパッケージの特徴¶
PgPerfパッケージは、主に以下のような特徴を持っています。
- スクリプト(SQL、PL/pgSQL)のみで動作するため、PostgreSQLの稼働しているプラットフォームに依存しない。
- 各種性能情報を容易に取得・保存することができ、蓄積したデータを自由に分析・活用することができる。
- インストールおよびアンインストールが容易で、稼働しているPostgreSQLの設定を変更する必要がない。
PgPerfパッケージの動作するプラットフォーム¶
PgPerfパッケージは以下のプラットフォームで動作します。
- PostgreSQL 9.0, 9,1, 9.2, 9.3, 9.4
動作するOSは問いません。
PgPerfパッケージの提供するもの¶
PgPerfパッケージは以下を提供します。
- パッケージで使用する専用のスキーマ
- スナップショットを取得するためのSQL関数
- スナップショットを保存するためのテーブル
- 関連するシェルスクリプト